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ものづくり(物質)の科学でつなぐ未来

ものづくり(物質)の科学でつなぐ未来
 ~ハイテク・リサーチ・センターの現況~

2007年8月

生物分子科学科教授
古田寿昭
(副センター長)

 「東邦大学複合物性研究センター」は,理学研究科の物理学専攻と化学専攻の教員を中心に,東邦大学初のハイテク・リサーチ・センターとして2005年に理学部Ⅴ号館4階に設置されました。東邦大学は生命科学系の総合大学として,人々の健康と生活の質の向上に貢献することを目標にしています。
ハイテク・リサーチ・センターの様子
 これを実現するためには,生活の質を高める物質の面からの貢献も必要となるでしょう。理学部には,卒業生の皆さまの努力で培った物質科学の伝統があります。本センターには,この伝統を受け継ぎながら未来につなぐ,物質科学研究の拠点としての役割が期待されています。
 センターの研究成果は,毎年3月に行われる年次研究報告会を中心に,年2回のシンポジウム開催を通して発信しています。
 今年の3月には,センターのメンバーでもある市村國宏理学部特任教授を特別講演に迎えて,年次研究報告会を開催しました。また7月30日には,物理学科の梶田晃示,西尾豊両教授を世話人にして,「ゼロギャップ電気伝導体」をテーマにした研究会も開催されました。
ハイテク・リサーチ・センターの様子

 次代を担う人材育成も本センターの大きな使命のひとつです。そのためには,研究環境の整備に加えて,経済的な援助も欠かせません。現在,博士課程後期課程の学生,菅原滋晴(物理学専攻),渡邉千鶴(物理学専攻),川崎武志(化学専攻)の3名がリサーチアシスタントとして在籍し研究に励んでいます。

 センターが発足してから早3年が過ぎようとしています。この間の研究成果を披露する場として,10月12(金)-13(土)に内外の研究者を招いた中間報告会を習志野キャンパスで開催いたします。参加費は無料です。どなたでもご参加いただけます。卒業生の皆さまも是非一度お運びいただき,東邦大学の物質研究の拡がりを実感して下さい。


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