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第31回東邦大学理学部鶴風会教員懇話会

第31回東邦大学理学部鶴風会教員懇話会

東邦大学理学部情報科学科 4年
出水 勇希
 平成25年2月24日(日)東邦大学習志野キャンパスにおいて、第31回教員懇話会が開催されました。千葉県公立高等学校後期入学者選抜出願後のご多忙の中、会員26名、東邦学生22名と多く方々にご参加いただきました。
 教員懇話会は、全体会と分科会の二部構成で行われました。全体会では『天体での空間認識を高める授業方法』をテーマに、篠原孝司先生にご講演いただき、『ヘッド・アース・モデル』という、自分の頭を地球とし、自分が南を向いていると設定するモデルを用いて、自転と公転、月と金星の見え方を学ぶ学習方法をご紹介いただき、参加者がまるで生徒の如く、楽しく体験している様子がとても印象的でした。『どうしたら生徒が楽しく授業に参加でき、理解することができるか』を教員は考えていかなければならないとあらためて実感しました。
「天体での空間認識を高める授業方法」千葉県大網白里市立増穂中学校   篠原孝司先生(H14化卒)1
「天体での空間認識を高める授業方法」
千葉県大網白里市立増穂中学校 篠原孝司先生(H14化卒)
「天体での空間認識を高める授業方法」千葉県大網白里市立増穂中学校   篠原孝司先生(H14化卒) 2
 分科会では数学・物理・生物・化学・特別活動と5つのテーマに分かれ、各分野に特化した講演が行われました。私は、数学分野『小学校・中学校・高等学校との接続を考えた数学の指導法』がテーマの鈴木善光先生の講演に参加させていただきました。実際の入試問題や授業で行った問題を利用し、『大学入試でも出題される確率の問題を中学生にどのように説明するか』や『中学入試の複雑な形状をした水槽に水を注ぐ問題は、実は微分・積分の本質が問われている』等算数から数学へのつながりをわかりやすくお話いただき、数学の奥深さを知り、今後の数学教育に対する自分自身の課題をあらためて発見することができました。
「小学校・中学校・高等学校との接続を考えた数学の指導法」
「小学校・中学校・高等学校との接続を考えた数学の
指導法」
千葉県旭市立第二中学校  鈴木善光先生
「音と振動」
「音と振動」
 東京都八王子市立第六中学校
 高橋一浩先生(H7生分卒)
 今回初めて教員懇親会に参加させていただきましたが、とても有意義な体験となりました。このような会が実施できるのも、東邦大学卒業生のご活躍ならびに教員養成課程の先生方のご協力のおかげだと思います。 教員、学生が共に学びあえる場として、今後とも末永く教員懇話会を開催していただきたいと実感した、第31回教員懇話会でした。

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