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安島良平君日本分析学会の有功賞を受賞!

昭和52年卒の安島良平君が
日本分析学会の有功賞を受賞!

2010年7月
茨城県支部長 高田 昭(S41 化学科卒)
安島良平君日本分析学会の有功賞を受賞!
 この度、茨城県支部副支部長の安島良平君=写真=が2009年度の日本分析化学会有功賞を受賞しましたので、彼が東邦大学理学部化学科(S52卒)を卒業後の活躍を紹介致します。

有功賞とは

 有功賞規程によると「多年にわたり分析の実務に従事し、または分析に欠くべかざる機械、器具並びに試薬などの製造等の実務に従事して功労のあった者に贈呈する」と有功賞規程に記述されている。彼は、この度、この規定にのっとり表彰されました。

業務経歴

 東邦大学理学部化学科を卒業後、日本環境クリエイト株式会社に入社し、平成元年まで環境分析を学び、同年に那珂協栄産業株式会社(現:日立ハイテクマニファクチャ&サービス)に転職し、その後、転属により株式会社日立ハイテクノロジース那珂事業所に勤務し、現在まで分析システム設計部分離分析グループの技師として、液体クロマトグラフィーの開発に従事してきました。
 その間、取得した資格としては環境計量士、第1種作業環境測定士、水質1種公害防止管理者、第1種衛生管理者の各種資格を取得している。その他、ISOの社内表彰を数回受けている。

業務内容及び関連特許

 分析機器の設計部署で特に液体クロマトグラフィーの設計グループで特注品やシステム設計の設計開発に携わっている。 この仕事に携わりながら出願した特許は以下の通りである。

PH06-273427  間欠流れ分析方法及び装置

この方式はフローインジェクション方式による分析で必要なポンプを使用せず、液体クロマトグラフに使用するオートサンプラと検知器だけで分析を行なうものである。

PH06-308137  希釈装置、 PH08-146008  分割希釈装置

この希釈装置は、めっき分析装置に組み込まれめっき鋼板やめっき液の品質管理をするために、原子吸光光度計や分光光度計に導入するための希釈をフローインジェクション方式で分析を行なうようにしたシステムである。

P2000-81442A 流れ方式自動分析装置

キャリヤー液中に試料と反応試薬を導入する切換え弁が摺動しない弁であるため、分析におけるコンタミネーションが防止でき、信頼性が向上し、装置全体が小型になる。

P2000-304753A 流れ方式自動分析装置

反応の変化量の極大値を検出後に高流量に設定することにより分析時間の短縮と高精度な間欠分析を行うことが出来る。

P4171811 誘電率式アルコール濃度計

アルコール濃度モニタは、焼酎の蒸留過程におけるアルコール濃度を管理し、高品質の焼酎を作りたいとのニーズで開発しました。アルコール濃度による誘電率の変化に高周波電圧を印加し共振電圧を検知することにより選択的にエタノールを測定することを可能とした。

P2010-8113A フローインジェクション分析装置

海水を飲料水にするために逆浸透膜を使用して淡水化している。海水にホウ素が流入してくると除去できずに混入してくるのでホウ素の分析を定期的に自動サンプリングし分析したいというのがニーズである。
設備コスト削減のため1台の検出器とデータ処理で複数のサンプルを同時に分析するための装置である。

自分の今後の抱負

 メッセージ:設計・開発の仕事は、正直大変です。ある新聞に掲載されていましたが設計・開発には3Kがあるそうです。“きつい”“帰れない”“給料安い”だそうです。1年365日、24時間、部屋の中には、必ずだれかがいます。それを目撃する私もその一員です。このように大変な面もあるのですが、困難な事を達成した時や顧客から満足いただいた声をきくとそれまでの苦労も吹き飛びます。先日、日本分析化学会から有効賞を受賞しました。この賞は、様々な分野において分析化学の発展に貢献した者を表彰するものです。私の行なってきた仕事に対し評価いただいた事は、これからの仕事に対し大きな励みとなりました。

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